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2021.09.02

月刊タヌキプロ 9月号 『わたしとからさ』

皆様ご機嫌いかがでございましょうか?

タヌキでございます。

コードネーム タヌキプロ

それは決して本人が不適切と感じるあだ名や蔑称等ではございません

私のイメージといたしましては麻宮サキくらいのインパクトにはなっているはずです…

そう信じて日々生きております。

 

 

 

さて今回の月刊タヌキプロは私と「からさ」についてお話しいたします。

 

私のからさ自慢

 

実家では家族全員甘口のカレーをいただいておりましたので学生の頃一度家族の前でデカい態度をとってやろうとイキって市販のレトルト辛口カレーをいただいたのでございますが当時の私にいたしますと相当手練れた冒険者か勇者にでもなったつもりでおりましたが想像を超える驚くようなからさに悶絶し家族どもからはまるでバカな異端者を見る様な目で蔑み笑われましたのを覚えております。そんなことがあったからというわけでもないのですが後に独居致しましてからもからい食べ物、特に激辛の食べ物に興味など持たず生きておりましたという程度でございまして私がからさについての自慢をするといいますような与太などは大変恐れ多いことでございますよ。

ですが今となってはからさに挑むあのワクワクを知ることが出来た事が唯一の自慢南無観世音菩薩に感謝いたしますところでございます。

 

からさとの出会い

 

area151の集まりで先代の友人のお店

神戸拉麺龍虎

に初めてお邪魔いたしました時が私の中のいわゆる「目覚め」や「覚醒」の時だったのではないでしょうか?

お店でヨダレ鶏をいただいた瞬間驚きました、そしてタヌキは考えましたこれは何という状態なのだろうと。

神戸拉麺龍虎のヨダレ鶏

 

こちらのヨダレ鶏はしっとりと蒸しあげほどよく冷やされた鶏の胸肉にピーナッツの入った特製のソースがかかっておりましてソースをたっぷりとつけて皆様いただいておられるのですが正直私不安でございました、ですがここでビビッても仕方ありませんのでひと切れいただきました。

厚く切られているのにしっとりとした歯応えと鶏肉のうま味やパクチーの香りや味が味覚として感じるや否や未知の衝撃が口の中特に舌の上に広がります、猛烈な痛みと痺れが口内を刺激してさらに舌の上などはまるで皮を剥がれ神経が剥き出しになっているのではないかと錯覚をいたしましたくらいでございます。まるで自分だけ時間が止まっているようでしたが実際には3分間ほど悶絶していたようでございますそれはまさにゴールドエクスペリエンスにドツき回されたのかと思うほど感覚と肉体が伴っておりませんでしたがおかげさまでからさへの芽生えというエクスペリエンス体重増加と共に発生いたしました

 

   「ヨダレ鶏」と「鶏肉唐辛子炒め」は神戸拉麺龍虎の人気メニューでもあります、ラーメン以外も楽しめるお店でございます

 

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これがからさか…

まだ先の未来の話ですが妹が看護系のお仕事についておられ乗馬もお上手な赤いあの方がカラテを習っているだとかいう少年にビンタされてずれるサングラスごと吹っ飛んだ時に言ったのは「メガネメガネ」ではなく若さについてでございました、私ものけぞりながら目から涙を流しながらつぶやきました「これがからさか」と。

やっとの思いで正気を取り戻しました私もうひと切れいただいてみました、結果は同じく精神シャットダウンと悶絶でございました。が、また口に入れたくなるのでございます。気が付きました、これはおそらく脳内麻薬βエンドルフィンが発生もしくは発生されようとしているのだと。人間の体は危機的状況になりますとβエンドルフィンを脳内に分泌するそうです、麻薬的物質の様でナチュラルハイという状態を作り出すものだそうです。ナチュラルハイといいますと大槻ケンヂ様のバンド筋肉少女帯の「日本印度化計画」を思い出します、からさによるナチュラルハイトリップをインドのスパイシーなカレーで楽しんでおられる様が目にうかんでくるような1曲でございますね。ほかにも苦悶の先にあるナチュラルハイに向かってイクという展開といたしましては昭和衝撃の美少女アニメ『くりいむレモン』や森山塔先生の作品などを視聴拝読いたしておりましてもかような文言があったかと存じます

痛いけど…気持ちいい

こちらです、まさにこの感覚でございます。そうなのです、口に合わないのではなくむしろ美味しいのでございますがそれは痛みの先にある快楽なのでございます。そもそもからさというものは味覚ではなく痛覚として脳に伝達されているようです。つまりからいと感じなかった感覚は味覚として伝わりからいと感じたものは舌を含む口内の痛みとして伝わっているというそうです、そのこと自体がそれほど大事なことなのかそうでないのかよくわかりませんがあの痛みがよろしいのでございますね。

 

 

ある種の「ストックホルム症候群」?

なのかと勘違いしてしまうところからそれは始まっているのでしょうね…

ほどなくして私は神戸拉麺龍虎以外でも激辛料理に挑んでみようと思う様になっていたのだと存じます。今まで気にしなかったコンビニに並ぶ激辛食品で面白そうなものを見かけていつの間にか意識して探すようになったり弊施設のBBQで供されるスパイシーチキンやカレーも相当なからさなのでございますが一度はまりだすとやめられないのでございますね

「止まらない」のでございます。

 

からさに拘束された時の緊張感の中に沸く痛みを超えた先にあるあと味の快感という親近感…最高でございます、痛みと刺激が快楽をもたらします。

またはこのような感じでございましょうか?

S M

SMといえばこういう事を周囲の人にお尋ねになる方がおられます

SMでいうとどっち?

皆様も耳にすることが多いフレーズかと存じます。わりとシリアスな問題を安易に聞いてくるものですね、もしそれを答えたら私に対する接し方が変わるのでしょうか?もし露骨に変わったりいたしましたら随分気色悪いことでございますね。更に想像の翼を広げますと相手によってどちらにでもなれるとしたらその方は2極を持ち合わせているという事になります。実際このような方も多くおられるのだと思います。

しかしながら私にSかMどちらであるか断定的な回答を求められる方と2極論について議論したところで時間の無駄かなと思いますのでさっさと話題を終らせる為にも私はこういうのです

タヌキはLですかね?

 

と応えるようにしております。全く関係ない話です。

 

 

 

 

 

 

 

からさのあまり常に意識朦朧となりますが

 

ですが私ただからさに依存しているだけでもございませんしからさに耐性もございません。たまにおられますような全くからさを感じないというタイプでもございません。ただ私は気になる商品が持つ刺激を求めているだけでございまして毎日大量に食べてみたり「全くからくなかったよ」的な超人のような事や自慢がいたしたいわけではございませんしそうなりたいとも思いません。

しかし私が気になりますのは激辛をお召し上がりになられても全くからく感じず「むしろ今までどのような食べ物食べてもからいと思ったことなどないよ」などとおっしゃられていた(実名こそ控えさせていただきますが)実際に私の知る方々は逆にこの私が知ったエクスペリエンスをわからないままでおられるのでしょうか?食の楽しみなどというものは最低限のルールとマナーを守れば人それぞれなのでしょうが私はこのからさという痛みを感じれて幸せだと存じております。

 

 

貸し切りパーソナルパーティ タヌキの権力

私の権力、つまりarea151支配者として行使できる権力のひとつにDJを呼び出し生DJパーソナルパーティを開催できるというものがございます。この時期大変ありがたいと思いながらがっつり権力を行使させていただいております、専属のDJは先代とも共演経験のあるシージェイ様でございます。この日私は激辛料理を肴に酒をたしなみながら生DJを楽しんでおりました。

左肩で固定しながら左耳にだけヘッドフォンをあててDJをプレイしていたシージェイ様は左耳でのモニタリングをやめ軽く両手でヘッドホンを支えながら首にかけました、そして激辛料理を口にして悶絶絶頂で踊っている私の方を向いてこう仰いました

「あんた本気でそうなんだね」

タヌキじゅわっと来ましたシージェイ様となら使徒くらい倒せるかなくらいにはシンクロ率があがったような気がいたしました

エクソシストに供養されているわけではありません

 

 

仰る通りでございますシージェイ様、カメラの前で悶絶演技をするカメラ目線ならぬカメラ悶絶ではございません私いつも正気ではないですが本気でございます。

私のYouTubeなどの激辛投稿をご覧になった方は私のリアクションが謎すぎてオーバーな演技と勘違いされる方がいらっしゃるようですが本気で悶絶や放心をしております。また私のオーバーなアクションには何か「メタファーがあるのでは」という噂までが私のファンの間で広がったという事でございますがこちらもまた根も葉もない噂でございます。

 

【激辛】ペヤング獄激辛にんにく焼きそばとLEE辛さ×30倍カレーを同時にいただきます

 

 

 

楽しんでおりますが大変危険です

私はいい加減に生きておりますので限度をわきまえて「楽しんで」おりますがそれは私の限度であって決して皆様の限界とは違います。もちろん先程申しましたようなからさをもろともしないもしくは感知出来ない方にとっては私の限界など大したものではないでしょう。ですがタヌキごときが食えるなら俺も食ってやるぞ」と奮起され(からさに)強くもないのに馬鹿な気を起こすのだけは大変危険ですのでご注意ください、誤嚥でも起こして救急車で運ばれることにでもなれば大変情けないことでございますしご家族やご友人の皆様に色々と心配された結果笑われますがただ楽しんでいた私にとってそれは笑うに笑えません。各々で身の丈に合った事をして楽しみましょう。

 

 

皆様最後までご愛読ありがとうございました